子どもの矯正歯科について
FOR CHILDREN
成長発育とともに変化していく子どもたちの口の中を定期的にチェックしていく中で、咬合異常の徴候を見つけた時、いつ、どのように治療するのが良いかを考えなければなりません。
その時すぐに矯正治療しておけば簡単に治せたものが、永久歯への萌えかわりがどんどん進んで、噛み合わせがその形に出来上がってしまうと、 大がかりな矯正治療になったり、また、どこかの歯を抜歯しなければいけなくなる治療が、必要になることもあります。
またその一方で、咬合異常の徴候が見つかっても、すぐに矯正治療を開始せず、しばらく待ってから、 その後出てくる別の問題と一緒に治療した方が、1回の矯正治療で終了できるという場合もあります。
子どもの矯正治療を考える時は、どの時期に矯正治療を開始すれば、最も簡単な装置で、治療期間も短く、 費用も少なく治療が出来るかを考えることが大変重要です。
乳歯の時期の矯正治療
乳歯の時期の矯正治療の目的としては、
①この時期でしか治療できない骨格のずれなどを改善する
②永久歯へ順調に萌えかわるための準備をする
ということになります。
治療を開始するのに適した時期は、3歳~3歳6ヶ月以降から前歯の萌えかわりが始まる前の時期です。
ただし、永久歯への萌えかわりの時に、自然に改善する可能性のある場合は、治療せずそのまま様子をみようという場合もあります。
乳歯から永久歯への萌えかわり時期の矯正治療
前歯が永久歯に萌えかわってくると、どんな永久歯の歯並びになりそうかが少しずつはっきりしてきます。
出っ歯になっていないか、受け口になっていないか、ちゃんと噛み合っているか、でこぼこの歯並びになっていないか、などの点が重要です。
この時期に矯正治療を開始する目的としては、
①前歯の歯並び、噛み合わせを治療する
②矯正治療後に萌えかわる永久歯も、そのままきれいにそろうための準備をする
ということになります。
この時期に矯正治療を行うメリットとして、
①矯正治療の期間が短くなる
②比較的簡単な装置(歯列の内側で外から見えない装置・取り外しの出来る装置・夜寝ている間に使用する装置など)で治療をすることが出来る可能性がある
③永久歯を抜かないで、歯列を完成させる可能性が高くなる
④すべて永久歯に萌えかわってから、矯正治療を開始する場合に較べて、費用が少なくてすむ可能性がある
ただし、前歯だけ矯正治療をしても、その後の萌えかわりで別の問題が起きそうな場合は、
将来もう一度矯正治療をしなければならなくなります。
そのように診断した場合は、この時期からの治療は開始しないこともあります。
すべて永久歯に萌えかわるまで待ってから矯正治療を開始することで、すべての問題を1回の矯正治療で改善させるためです。
すべて永久歯に萌えかわってからの時期の矯正治療
永久歯にすべて萌えかわっているので、すべての歯並び、噛み合わせの問題を一度に治療することが出来ます。
この時期に開始すると、すべての歯に金具をつけて、ワイヤーを通すような矯正装置になることがほとんどです。
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